Xiaomiから最新スマートフォン、Xiaomi 14Tと14T Proが登場しました。すでに様々な比較記事が出回っていますが、今回は筆者独自の視点を交えつつ、両モデルの違いを解説していきます。機種選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
性能の違いは?
まず気になるのは性能差。両機種の心臓部であるCPUには違いがあります。
- Xiaomi 14T: MediaTek Dimensity 8300-Ultra搭載
- Xiaomi 14T Pro: MediaTek Dimensity 9300+搭載
どちらも高性能なCPUを搭載していますが、14T Proはさらに上位のCPUを搭載。ゲームや動画編集など、より高い処理能力を求めるユーザーに最適です。日常的な使用であれば、14Tでも十分快適に動作するでしょう。
カラー、サイズ、重さの違い
デザイン面では、カラーバリエーションとサイズ、重さに若干の違いがあります。
- カラー:
- 14T: (ガラスモデル) チタンブルー、チタングレー、(PUレザーモデル) レモングリーン
- 14T Pro: チタンブラック、チタンブルー、チタングレー
- 厚さ:
- 14T: ガラスモデル 7.95mm、PUレザーモデル 7.8mm
- 14T Pro: 8.39mm
- 重さ:
- 14T: ガラスモデル 195g、PUレザーモデル 193g
- 14T Pro: 209g
デザインはどちらもスタイリッシュですが、14T Proは若干厚みと重さを感じます。わずかな差ではありますが、手に取った際の印象に影響するかもしれません。
充電速度の違い
充電速度は、日々の使い勝手に大きく影響する重要なポイントです。
- Xiaomi 14T: 67W(USB Type-C)
- Xiaomi 14T Pro: 120W(USB Type-C)/ 10Wワイヤレス充電
14T Proは有線充電が120Wと大幅に強化されており、充電時間が大幅に短縮されます。また、ワイヤレス充電にも対応しているため、利便性も向上しています。14Tの67W急速充電でも十分高速ですが、すでに120W充電を経験しているユーザーにとっては物足りなく感じるかもしれません。
対応周波数帯域の違い
対応周波数帯域は、使用する通信キャリアとの相性に関わってきます。
- Xiaomi 14T:
- 5G: n1/3/28/40/41/77/78
- 4G LTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28
- 4G LTE TDD: B38/40/41/42
- Xiaomi 14T Pro:
- 5G: n1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/40/41/48/66/75/77/78
- 4G LTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66
- 4G LTE TDD: B38/39/40/41/42/48
14T Proの方が対応バンドは多くなっています。どちらもドコモの5G n79には非対応ですが、基本的には日本国内の主要キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の回線で問題なく使用できる範囲です。
Wi-Fi規格の違い
Wi-Fi規格にも違いがあります。
- Xiaomi 14T: Wi-Fi 6E
- Xiaomi 14T Pro: Wi-Fi 7
最新のWi-Fi 7に対応しているのは14T Proです。将来的にWi-Fi 7対応のルーターが普及すれば、より高速な通信が可能になります。
カメラ性能の違い
カメラ性能も両機種で異なります。
- Xiaomi 14T:
- デジタルズーム: 20倍
- 動画撮影: 4Kまで
- Xiaomi 14T Pro:
- デジタルズーム: 30倍
- 動画撮影: 8Kまで
14T Proはより高倍率のズームと8K動画撮影に対応。よりプロフェッショナルな撮影を求めるユーザーに適しています。ただし、一般的には4K動画撮影で十分な場合が多いでしょう。
最も重要な違い:価格
最後に、最も重要な違いである価格を見ていきましょう。
- Xiaomi 14T: auとUQモバイルでのみ購入可能で、定価57,300円(税込)。
- Xiaomi 14T Pro: 256GBモデルが税込109,800円から。
各販売店で様々な割引施策があると思われますが、価格差は大きいです。
まとめ:あなたにオススメなのは?
それぞれの違いを比較してきましたが、個人的にはコストパフォーマンスに優れた14Tがおすすめです。多くの方にとって十分な性能を備えていると言えるでしょう。
より高性能なCPU、高速充電、ワイヤレス充電、高画質撮影など、Proならではの機能を求める方は14T Proを検討する価値があります。自身のニーズと予算に合わせて最適な一台を選びましょう。
(Ash/アッシュ)