70mai Dash Cam 4K Omni登場!Xiaomi関連メーカーの新作ドラレコを調べてみた

ドラレコ選びのきっかけと70maiとの出会い

最近、自分の車に付けているドライブレコーダーに不満を感じることが増えてきました。

まず気になったのが、内蔵バッテリーの劣化によりエンジンを切ると時計も止まってしまい、だんだんと時刻がずれていくこと。そして決定的だったのが、夜間の映像を確認したとき、すれちがう車のナンバーがまったく読めなかったことです。さらに最近では、SDカードエラーで録画が途中で止まってしまうこともあり、「これじゃあ何のために付けてるのかわからない」と感じて、買い換えを真剣に検討するようになりました。

そんなタイミングで見かけた、あるSNS投稿がきっかけで「70mai(セブンティマイ)」というドラレコメーカーの名前が目に留まりました。「どこかで見たことあるな」と思い返してみたら、以前スマートウォッチを出していた記憶があって、「もしかしてあの70maiかな?」と思い至りました。

調べてみると、70maiはXiaomi(シャオミ)と関係のある企業で、現在はドライブレコーダーを中心に展開しているようです。新製品「70mai Dash Cam 4K Omni」のスペックもかなり魅力的で、「これはチェックしておきたい」と思い、今回この記事を書くことにしました。

 


70maiってどんな会社?知られざる“シャオミ系ドラレコ専門メーカー”

「70maiってどこの会社?中国製なのはわかるけど、信頼できるの?」という疑問を持つ方も多いかもしれません。実際、私自身も最初は少し構えていました。

でも調べてみると、70maiは中国・上海に本社を置くスマートカーエレクトロニクス企業で、2016年に設立された比較的新しい会社です。特筆すべき点は、Xiaomiのエコシステムの一員であるということ。

つまり、シャオミのスマート家電などと同じグループに属しており、一定の品質管理や技術連携のもとで製品を開発しているということのようです。

実際、70maiのドラレコは海外でも評価が高く、アメリカやヨーロッパ、東南アジアなど多くの国で販売されています。日本でもAmazonや楽天市場の公式ストアで購入可能で、日本語対応アプリや音声操作機能まで搭載されているモデルもあり、日本市場にも対応した製品づくりがされている印象です。

ちなみに、70maiは過去に「70mai Saphir Watch」や「Maimo Watch」といったスマートウォッチを展開していたこともあります(公式サイトには明記されていませんが、おそらく同一ブランド)。その名前を見て「ああ、前に見たことあるな」と思い出した方もいるかもしれません。

また、「Xiaomi Smart Band 8の製造元が70maiになったのでは?」という話題も一部で見かけました。公式には発表されていないものの、もしこれが事実であれば、70maiは再びウェアラブル分野にも関わっている可能性があるということになります。

現在はドラレコに特化しているようですが、スマートデバイス全般にわたって実績とノウハウを持つ企業といえるでしょう。

 


Dash Cam 4K Omniの注目ポイント

今回注目しているのが、70maiの新製品「Dash Cam 4K Omni」です。名前の通り、4K画質に対応しつつ、これまでにない独自機構やAI機能を多数備えたフラッグシップモデルです。

1. 驚きの360°視野 ― 回転式カメラ搭載

このモデルの最大の特徴は、カメラが本体ごと左右に回転する機構を採用している点。レンズの画角は146°と広角で、これに加えて本体が物理的に340°回転することで、死角を限りなく減らした360°のカバーを実現しています。

2. 4K解像度でナンバーもくっきり

画質は4K(3840×2160)に対応。Sony製SATRVIS2 IMX678センサーを搭載しており、夜間でも高い視認性を確保しています。夜の走行中にナンバーが見えなかった経験がある方には、とても魅力的なポイントです。

3. AI動体検知2.0 ― 駐車監視にも強い

AIによる人物や動きの検知性能も向上しており、駐車中に不審な動きを検出すると、カメラが自動でその方向に向いて録画を開始します。いたずらや当て逃げの対策として期待できます。

4. 日本語音声操作に対応

「録画して」「写真を撮って」「右を向いて」など、日本語で音声コマンドが出せるのも便利なポイント。走行中でも視線を外さずに操作できます。

5. ADAS(先進運転支援システム)も搭載

前方車両との接近や車線逸脱を検知して警告してくれるADAS機能も搭載。過信は禁物ですが、運転サポートとして安心感があります。

 


補足:駐車監視にはオプション機器も必要

駐車中のAI動体検知機能を使うには、常時電源ケーブルの接続が基本になります。車のバッテリーへの負担が気になる場合は、外部バッテリーの利用も選択肢の一つです。

 


応用的な使い方:旅の走行記録カメラとしてもアリ?

Dash Cam 4K Omniは、ドライブレコーダーとしての用途だけでなく、ドライブ中の風景や雰囲気を記録するカメラとしても使えそうです。

4Kの高画質、広い視野角、音声操作対応といった特徴を活かせば、旅の思い出を気軽に映像で残すことができます。スマホアプリを使ってすぐに映像を確認・共有できるのも便利なポイントです。

アクションカメラほど自由度はありませんが、固定視点でドライブの様子を記録する手軽な方法としては、十分活躍できる製品だと思います。

 


価格と購入方法

Dash Cam 4K Omniは、2025年5月16日に日本で正式発売されました。

早期割引キャンペーンなども実施中のようです。

  • 通常価格:39,990円(税込)

購入は以下のオンラインストアで可能です:

各販売チャネルの在庫状況やキャンペーン内容は時期により変動する可能性があるため、購入前に各ストアでの最新情報を確認するのがおすすめです。

 


まとめ

今まで使っていたドラレコに感じていた不満を解消できる製品として、70maiの「Dash Cam 4K Omni」はとても魅力的な選択肢だと感じました。

夜間でもナンバーが見やすい高画質、360°の視野、音声操作対応など、日常使いの安心感だけでなく、旅の記録用としても活躍してくれそうな機能がそろっています。

フラッグシップモデルなので、もちろん価格はやや高めですが、“万が一のときにしっかり記録が残せる”という意味で、信頼できるスペックを備えていると思います。

ドラレコを買い替えようと考えている方や、新たに導入を検討している方にとって、このモデルはぜひチェックしておきたい一台です。

 


参考リンク