2025年5月29日、シャープが新型スマートフォン「AQUOS R10」を正式に発表しました。 この記事では、AQUOS R10のスペックや注目機能、そして前モデル「AQUOS R9」との違いについて、速報的にまとめています。
主な特徴まとめ
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Snapdragon 7+ Gen 3を継続採用、高性能と省電力のバランス
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約5,030万画素のLeica監修カメラを2基搭載(広角+超広角)
- 新たに14chスペクトルセンサーを搭載し、色補正性能を強化
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高輝度(ピーク3,000nit)かつ色再現に優れた画面表示
- Pro IGZO OLEDディスプレイを搭載し、最大240Hzのなめらかな表示に対応
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おサイフケータイ、防水・防塵、指紋&顔認証など国内向け機能も充実
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Android 15を標準搭載
発売日・価格・販売チャネルについて
AQUOS R10はドコモ、ソフトバンク、そしてSIMフリーモデル(シャープ公式ストアなど)から、2025年7月10日(木)に発売されました。
- ドコモ版(SH‑51F)
- ソフトバンク版
- SIMフリーモデル(SH‑M31:シャープ公式オンラインストア「COCORO STORE」、IIJmio、mineoなど)
SIMフリーモデルは、256GBモデルが99,770円(税込)、512GBモデルが107,800円(税込)で販売されています。
キャリアモデル(ドコモ・ソフトバンク)は一括価格がおおよそ12万円代となっており、各社の割引(返却プログラム等)を活用することで、実質7〜8万円台での購入も可能です。
前モデル「AQUOS R9」に比べてやや価格が上昇しており、AQUOS Rシリーズの中でもハイエンドモデルとしての位置づけがより強まっています。
AQUOS R10 仕様表
項目 | 内容 |
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OS | Android 15 |
サイズ・重量 | 約 H156 × W75 × D8.9mm/約197g |
プロセッサ | Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform |
内蔵メモリ | RAM 12GB、ROM 256GB/512GB |
ディスプレイ | 約6.5インチ フルHD+(1,080×2,340) Pro IGZO OLED/1~240Hz可変駆動 |
輝度 | ピーク輝度:3,000nit、全白輝度:1,500nit |
標準カメラ | 約5,030万画素 CMOS、F値1.9、広角84°(23mm相当)光学式手ブレ補正 |
広角カメラ | 約5,030万画素 CMOS、F値2.2、広角122°(13mm相当) |
インカメラ | 約5,030万画素 CMOS、F値2.2、広角84°(23mm相当) |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax/be(Wi-Fi 7) |
Bluetooth | Ver.5.4 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
防水/防塵/耐衝撃 | IPX5/IPX8/IP6X/MIL-STD-810G準拠・ 耐衝撃(落下)など全16項目 |
生体認証 | 顔認証(マスク対応)、指紋認証 |
その他の機能 | おサイフケータイ/NFC/nanoSIM+eSIM(DSDV対応)/microSDカード対応 |
前モデルとの比較(AQUOS R9との違い)
前モデル「AQUOS R9」と比べて、AQUOS R10ではSoCやカメラ性能、表示品質などの面で大きな変化はないものの、着実なアップデートが行われています。
また、スペクトルセンサーの搭載や、高輝度ディスプレイの進化、Leica監修カメラのブラッシュアップなど、細かな部分での改良も確認できます。
AQUOS R10とR9の比較表
項目 | AQUOS R10 | AQUOS R9 |
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発売時OS | Android 15 | Android 14 |
OSアップデート | 最大3回 | 最大3回 |
セキュリティ保証 | 5年間 | 5年間 |
プロセッサ | Snapdragon 7+ Gen 3 | Snapdragon 7+ Gen 3 |
メモリ/ストレージ | 12GB/256GB・512GB | 12GB/256GB(UFS 4.0) |
ディスプレイ | 約6.5インチ Pro IGZO OLED(最大240Hz、3,000nit) | 約6.5インチ Pro IGZO OLED(最大240Hz、2,000nit) |
標準カメラ | 約5,030万画素 CMOS、F1.9(23mm相当)、OIS+HEKTORレンズ | 約5,030万画素 CMOS、F1.9(23mm相当)、OIS+HEKTORレンズ |
広角カメラ | 約5,030万画素 CMOS、F2.2(13mm相当) | 約5,030万画素 CMOS、F2.2(13mm相当) |
インカメラ | 約5,030万画素 CMOS、F2.2(23mm相当) | 約5,030万画素 CMOS、F2.2(23mm相当) |
スペクトルセンサー | 14ch搭載 | 非搭載 |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 5,000mAh |
急速充電対応 | USB PD Rev3.0 | USB PD Rev3.0、約130分(SH-AC05使用時) |
防水/防塵/MIL規格 | IPX5/IPX8/IP6X/MIL-STD-810G準拠・ 耐衝撃(落下)など全16項目 | IPX5/IPX8/IP6X/MIL-STD-810G準拠・ 耐衝撃(落下)など全16項目 |
生体認証 | 顔認証(マスク対応)、指紋認証 | 顔認証(マスク対応)、指紋認証 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
外部メモリ | microSDXC(最大2TB)対応 | microSDXC(最大1TB)対応 |
USB規格 | USB Type-C(USB3.2 Gen1/DisplayPort 1.4) | USB Type-C(USB3.2 Gen1/DisplayPort 1.4) |
オーディオ | ステレオスピーカー(フルメタルBOXスピーカー)、ハイレゾ/ハイレゾワイヤレス対応 | ステレオスピーカー、ハイレゾ/ハイレゾワイヤレス対応 |
どんな人に向いているか
AQUOS R10は、次のような方におすすめです:
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高性能なカメラと表示品質を求める人
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ハイエンドスマホが欲しいが、他社製スマホのUI・サイズが合わなかった人
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AQUOS Rシリーズを使い慣れていて、安定した進化を望む人
一方で、普段使いが中心で性能より価格を重視する人には、senseシリーズなどの方が向いているかもしれません。
まとめ
AQUOS R10は、シャープの2025年夏モデルとして登場した最新スマートフォンです。 チップセットや基本構成に前モデルからの大きな変化はないものの、ディスプレイ・カメラ・スピーカー・センサー類の強化によって、総合的な使い勝手の向上が期待できる1台に仕上がっています。
R9ユーザーの買い替えや、国産スマホに安心感を求める方には(厳密には日本製ではないですが)、引き続き魅力的な選択肢となるでしょう。
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