OPPO Reno 13Aと11Aの違いを徹底比較|スペックで見る注目ポイントと選び方のヒント

 

 

 

OPPOの新モデル「Reno 13A」が登場し、1年前に発売された「Reno 11A」との違いが気になる方も多いかと思います。 どちらも6.7インチの有機ELディスプレイを備え、価格帯も近く、見た目にはそれほど大きな違いがないように見えるかもしれません。そのため、どちらを選べばよいか迷う方もいるのではないでしょうか。

この記事では、両モデルのスペックを整理し、どのような違いがあるのかをわかりやすく比較してみました。 あくまで公開されている仕様から読み取れる範囲での比較ですが、買い替えや購入を検討している方の参考になれば幸いです。

Reno 13Aと11Aの主な違い:注目すべき5つのポイント

Reno 13Aと11Aのスペック比較表

項目 Reno 13A Reno 11A
発売時期 2025年6月 2024年6月
SoC Snapdragon 6 Gen 1 Dimensity 7050
メモリ 8GB 8GB
ストレージ(内蔵) 128GB 128GB
外部ストレージ対応 対応(最大1TB) 対応(最大2TB)
バッテリー容量 5800mAh 5000mAh
充電速度 45W 67W
防水・防塵 IP68/IP69 IP65
重量 192g 177g
ディスプレイ(サイズ/種別) 6.7インチ AMOLED 6.7インチ AMOLED
リフレッシュレート 最大120Hz 最大120Hz
輝度(通常/最大) 600nits/1200nits 500nits/900nits
ウェットタッチ 対応 非対応
スピーカー ステレオ モノラル
AI機能 AI消しゴム2.0、AIクリッピング2.0、ぼけ除去、反射除去、鮮明度強化、ツールボックス AI消しゴム、AIクリッピング、AIポートレートレタッチ

① バッテリー容量と充電速度の違い(5800mAh/45W vs 5000mAh/67W)

Reno 13Aは、前モデルより800mAhも多い5800mAhの大容量バッテリーを搭載しており、長時間の使用でも安心感があります。 一方で、Reno 11Aは67Wの急速充電に対応しており、短時間で素早く充電したい人にとっては大きなメリットです。

② ステレオスピーカー対応

Reno 13Aはステレオスピーカーを搭載しており、動画視聴やゲーム中の音の広がりが大きく改善されている可能性があります。

③ 防水・防塵性能の強化(IP68/IP69 vs IP65)

Reno 13Aは、防水防塵の等級がIP68/IP69と非常に高く、真水への浸水は水深2mで30分耐え、高圧洗浄機などの強い水圧、80℃のお湯にも高い防水性能を発揮します。 11AのIP65も悪くはありませんが、グレードに差があります。

④ ディスプレイの最大輝度と操作性(600→1200nits vs 500→900nits)

Reno 13Aは通常600nits、最大1200nits。Reno 11Aは通常500nits、最大900nits。 日差しの強い日中など、小さな差でも見やすさに違いが出てくる可能性があります。 また、Reno 13Aは手が濡れている状態でもスムーズに操作できる「ウェットタッチ」に対応しており、雨の日や水回りでの使用にも配慮されています。

⑤ 本体の重さ(192g vs 177g)

Reno 13Aは15gほど重くなっており、片手操作を重視する人にとっては11Aの方が扱いやすいと感じるかもしれません。たった15gの差でも、実際に持ってみると意外と違いを感じるものです。

Reno 13Aで進化したAI体験

注目ポイントを5つ挙げましたが、実は最も大きな違いともいえるのが、このAI機能の進化です。

4nmプロセスで製造されたSnapdragon 6 Gen 1は、Snapdragon 695 5Gと比較して最大3倍ほどAI処理性能が強化されたSoCであり、これを搭載するReno 13Aでは、「AI消しゴム2.0」により、背景に写り込んだ人物などを自動で識別して一括消去できるなど、写真補正の手間がさらに軽減されています。
加えて、「AIぼけ除去」「AI反射除去」「AI鮮明度強化」「AIクリッピング2.0」といった多彩な画像処理機能も搭載。撮ってすぐ、スマホ内だけで加工が完結する手軽さは、標準のカメラアプリだけで気軽に仕上げられるという点で魅力的です。

さらに、「AIツールボックス」によって文章の要約や翻訳、返信文の提案といった機能も利用可能で、日常の写真・動画編集だけでなく、情報処理の面でもAIが活用できる仕様になっています。

どちらが自分に合う? Reno 13Aと11Aのタイプ別おすすめ

Reno 13Aが向いている人:

  • 写真やSNS投稿が多い人
  • バッテリー持ちを重視する人
  • 動画や音楽を楽しむ人
  • 高い防水防塵性能を求める人

Reno 11Aが向いている人:

  • 軽いスマホを探している人
  • 短時間で充電したい人
  • コストを抑えたい人
  • 大容量の外部ストレージ(microSD)を活用したい人(Reno 11Aは最大2TB、Reno 13Aは最大1TBまでのmicroSDXCに対応)

Reno 11Aは安定モデルという安心感も

Reno 11Aは発売から1年が経ち、ユーザーレビューも豊富。 初期不良や大きな不満点が少なく、実績のある安心モデルと言えます。

対して13Aは発売直後のため、実際の使用感や不具合などについての評価はこれからですが、AI機能の充実ぶりは今回の大きな特徴と言えます。

MNP乗り換えで狙いたいお得な選択肢

価格については変動があるため多くは触れませんが、2025年6月末現在、IIJmioではMNP乗り換え特別価格が実施されており、 Reno 13Aが約45%オフ、ほぼ半額で購入できるチャンスがあります(この価格は期間限定・数量限定である可能性があるため、検討中の方は早めのチェックをおすすめします)。

一方で、IIJmio以外の販路ではReno 11Aが値下がりしているケースも多く、価格を重視するなら11Aのほうがよりお求めやすい場合もあります。

まとめ

Reno 13AはAI体験・ステレオスピーカー・大容量バッテリーなど、日常使いに直続する部分が着実に進化しています。

一方、11Aは軽さ・価格・実績に加えて、充電速度やmicroSDカードによるストレージ拡張といった実用性の高さでも今でも十分魅力的です。

最新機能を重視するなら13A、信頼性と安定感を重視するなら11A。 どちらもバランスの取れたミドルレンジ機ですが、重視するポイントによって最適な選択は変わります。 性能・機能・価格のバランスを見ながら、自分に合った一台をじっくり選んでみてください。